1.Fundamental Attribution Error: We judge others on their personality or fundamental character, but we judge ourselves on the situation. 訳:根本的な帰属エラー:私たちは他人をその性格や基本的な性格で判断しますが、自分自身は状況で判断します。 例えば A君が会社に遅刻したのはA君がだらしないからだ。 私が会社に遅刻したのは、昨晩は飲み会で帰りが遅くなったからだ。 のように他人に対してはだらしないことを認めているのに、自分がだらしないことを認められない。 自分はだらしないのではない。遅れたのは昨日の飲み会で遅くなった状況が原因なんだと遅刻した自分という事実を客観的に判断できなくなる。 仮にA君が昨晩飲み会で遅くなったという同じ状況で同じ判断が出来るのだろうか?
2.Self-Serving Bias: Our failures are situational, but our successes are our responsibility. 訳:自己奉仕バイアス:私たちの失敗は状況によるものですが、成功は私たちの責任です。 成功の要因は努力とか能力だといい、失敗は状況のせいにしてしまう。 例えば あの大きな仕事が取れたのは、運ではなく、私が一生懸命努力したからです。この日の面談が失敗したのは、朝、妻と喧嘩してイライラしていた状態で臨んだからだ。 イライラした状態で臨んでいなかったら、面談はうまく行ったのだろうか?自分の取り組みに落ち度はなかったのだろうか? 大きな仕事が取れたのは自分の努力だけなのか?製品の良さ、タイミング、など他の要素はないのだろうか? 努力したから取れるのであれば、努力して取れなかったとき、どういう考えを抱くのだろうか? 私の場合、受注できなかったことを恨んでしまったり、腐ってしまったりと、負の感情が先行してしまいよくない方へ行ってしまうことがありました。 ただ、それは商売では当たり前のことで値段以外でも相手の意図したところと違うのであればそういうことになるのだ、と理解して受け入れることで納得することが出来ました。つまるところ、商売は競争なのです。
3.In-Group Favoritism: We favor people who are in our in-group as opposed to an out-group. 訳:グループ内の好意:私たちは、アウトグループではなく、イングループに属している人々を好みます。 これはわかりやすいですよね。 例えば、 Aちゃんは私たちと同じお料理クラブに入ってるから、私はAさんがBさんよりも好きです。 グループ外の人よりも、グループ内の人に好意を寄せるってことですね。 知っている。ということ以上に同じことをしている仲間である、ということが【好き】という感情を勘違いさせる。 もしかしたらBさんの方が関係を持てば【好き】度が高いかもしれないのに錯覚してしまうんですね。