2022年11月25日金曜日

人を認めることが出来ない人間が人を認められるようになった話③~番外編~

こんにちは、社長です。
こちらの投稿の続きです。主観を含めた内容ですので、番外編とさせていただきます。

今回は私が伝えたいことです。
同業の大手さんの話を聞いていると、所属事業所の長がどんな方になるかで離職率がものすごいことになるようです。
ある人が長の在任中では中堅どころやベテラン、育ってきた若手も含め10名以上の方が離職されました。
10名以上の離職は異常事態です。
では、なぜこのような事態になってしまうのでしょうか。考えていきます。

部下を管理する能力がない人間がそのままの状態で上に立ってしまう起こりうることです。
実際に仕事も出来たし、能力もあったし、実力もあった。
ただ、管理能力、部下を育てる能力は発揮したことがない、未知数な状態。
新規開拓して仕事のボリュームが大量に増えることはない保守的な業界であるがゆえ、毎年新人採用を行う企業もなく、平均年齢も高め。
上司に適任かどうかというよりは大した出世レースもなく年齢が来て自然と上に上がってしまったというものに近い。
そんな方が管理職になり、部下が出来た。
スポコン的にやる方、いじる方、厳しくする方。部下とのコミュニケーションには様々な方法がある。いつも同じでいいとも限らない。
部下を育てるということは部活で後輩を見るのとはまた違うものだと考えます。




部活ではどんなに厳しく嫌な先輩でも必ず引退するし、卒業が見えている。1,2年もすれば顔も見なくなる。だから耐えようと思えば耐えるし、学校というしがみつくべき対象もある。
でも会社や仕事はそうじゃないですよね?
変わりがたくさんあるし、辞めることも学校や部活に比べれば比較的容易です。
精神が壊れるほど我慢してまで続けていく必要性は必ずしもないのです。だから辞めてしまう。

ここで重要なことは、部下を壊してしまう上司の方は、別に部下を壊したくてやってるわけではない。ということ。
部下とのコミュニケーションの取り方がわからず苦しんでいる。そう考えてみるとどんなにクソムカつく上司にも少し哀れみな気持ちが生まれますよね?
だったら、学べばいいのです。
ただ、残念なことに、日本の社会人の1日の平均勉強時間は7分という事実。たった420秒。
これ、実際は0分ていう人がほとんどだと思ってます。
こうなると個人の努力に期待することは出来ない。

だったら会社で上司になる人には上司になるための、コーチングやコミュニケーションの取り方の教育を行えばいいじゃないか。と私は考えます。
無知のまま部下で試すのはもうやめましょうよ。
せめて、それらのスキルの存在を知ってからにしましょう。と言いたいのです。
でないと自身の行動や言動を照らし合わせて振り返ることもできない。失敗を次に生かせない。上司として備えるべきスキルの向上に寄与しない。

1度その教育の流れが出来てしまえば、それ以降は上層部もそれらのスキルを会得しているはずですから、新人管理職の指導も出来るし相談事にも乗れるということが出来てくるはずなのです。
管理職が生き生きとしていれば部下も生き生きとしているはずで、社内全体の雰囲気が当然よくなります。そんな会社はきっと業績も上向くはずです。

リスキリングが叫ばれていますが、何もITに強くなることばかりがリスキリングとは私は考えません。
コーチングやコミュニケーションを学ぶことも立派なリスキリングで、これらを学ぶこともやっていった方がきっとみんなが幸せになれるはずなんです。

迷える上司の方に届くことを願っています。

2022年11月17日木曜日

人を認めることが出来ない人間が人を認められるようになった話②

こんにちは、社長です。
前回のこちらの投稿のつづきです。
なりたくてそんな親になったわけじゃないのにどこでどうなってしまったのか。
子供たちから尊敬されて慕われる父親をイメージして生きていたはずなのに、動けば動くほど子供たちとの距離が拡がっていく。
解決策もわからないまま、悶々としながら小手先でコミュニケーションをとる日々。
そんな私にある日、転換点が訪れました。
友達と夜にラーメンを食べに行くことがありました。
地元に残っている数少ない友人の一人。
上記のように子供との接し方に悩んでいましたので、
「子供たちとどうコミュニケーションを取ればいいのかわからないんだよねぇ。。。」
と、悩みを彼に打ち明けました。
彼は看護士で、手術室でオペ看をしつつ、部下を指導する役割を任されていました。
定期的に勉強会や講習会にも行っていて、私が話をしたらそのあとに
「それってコーチングスキルが足りないからじゃない?」
と言ったのです。
「何それ?名前の通りコーチするスキルなんだろうけど。。。」
恥ずかしながら初めて聞いたのです。
話を聞いていると今の自分の悩みを解決してるのはまさにそのコーチングスキルだろうと気付きました。
そして次の日、本を探しました。
そこで出会った1冊の本。
著者 谷益美さんの 「リーダーのための!コーチングスキル」
という本を買い、読みました。




かなりざっくりいうと、部下の課題解決へのアプローチ役。話を聞いて自主的な成長の可能性を引き出してあげる役。
求めていたのはこれだよ!!!!
内容もわかりやすくて面白く少しでも時間があれば読んで、あっという間に読み終えてしまいました。人に話せるほど言語化して覚えてはいませんが、人との会話の中での自らの思考で体現している感じです。
大事なことはとにかく話を聞くこと。思い込みや決めつけ、不勉強で今までどれだけ損してきたのかがよくわかりました。人のことを考えて、私たちが考えた課題解決(できそうな)方法をやらせることではなく、話を聞く中で彼自身が気付いた彼なりの方法で課題解決できるようにアプローチをすること。その結果を見届け確認して調整してあげること。
私自身が私の家族と歩む日々の中で実現したかったことが詰まっていたのでした。

与えられたことをやれと言われてやっているだけでは本当の成長ではない気がしています。
自分たちが自分の頭で考えて導きだした答えにこそ自分たちが成長するためのエクスペリエンスなのではないでしょうか?

人は成長する生き物です。
だから私が成長できるならばあなたも成長できるはずなのです。
であるならばともに成長していきたい。今の立ち位置は違っていて、歩むスピードが違ってもそれぞれが人生を歩んでいるのです。だから人は尊い。そう気づいてから、私は私以外を認めることができるようになりました。

ぜひ、みなさんもコミュニケーション力を高める第一歩のスタートとしてコーチングというものを一度知ってみてほしいと思います。
みんなで学んでもっといい社会にしていきましょう。


Amazonのアソシエイトとして、当ブログ管理人である社長は適格販売により収入を得ています。

2022年11月12日土曜日

人を認めることが出来ない人間が人を認められるようになった話①

こんにちは、社長です。
タイトルが長いですね。

私はもともと他人を認めることが苦手な人間でした。苦手というよりも出来ないに近い。
特に出来ない人に対して頑張りとかを認めることがとっても苦手でした。
子供ががんばる過程を応援できない、そう考えてもらえればいいです。
ずば抜けた体格、身体能力、才能もないので陰ながら努力して勝ち取るタイプで、とにかく自分しか見ていない。がむしゃらにやるしかなかった。社会人になっても自分のことしか見れていなかった。面倒見がいい方ではないので後輩の友達はいない上に会社は零細で従業員も少ない環境ではコミュニケーションの大切さに気付く場面が少ないし、そもそもコミュニケーション能力成長の必要性を感じない。普通に同僚やお客様とお話しできていれば良かった。
そんな状態で結婚出来て、子供もできました。



子供が小さいうちはいいですが、少し大きくなって【行動】するようになると次第に問題が出てきたのです。
間違いの行動をした時に伝え方がわからないのです。後輩を指導したり教えたことがほとんどない。成功体験がないし失敗した経験もない。
ちゃぶ台をひっくり返すようにただ怒り、罵る。それしかできなかった。

息子が小2になったある日。
本人から「お父さんは試合を見にこないでほしい」と言われてしまいました。
あんなに熱心にしていたのに何でだ、と思いましたがとても嫌そうに言われたので、黙っているから行ってもいいか?と許可をもらって見に行っていました。
中身は何も変わっていないので帰りの車で悶々とした気持ちを少しだけ吐き出していました。
そんな状態で今(小5)まで息子が大きくなることになります。


続く。

2022年11月4日金曜日

基礎を忘れないように

こんにちは、社長です。
今日は基礎、基本についてお話したいと思います。


私たち安全に関わる仕事をするものにおいて、基本とは安全を守る第一条件となります。
0圧で作業を行うことは基本ですし、フランジを割って圧抜きするならゆっくりボルトを緩めるなども基本的な作業になります。フランジガスケットがくっついてるかもしれないのでそういうところを確認しながら外すということも大事なことになります。

慣れた作業で事故が起こるのは基本を忘れてたから起こると思います。というかほとんどがそうだと思います。
基礎というだけあって礎(いしずえ)であってこの上に応用が乗っかってくるわけです。
仕事においても勉強においてもいきなり応用はないと思うんです。

営業でも、お客様に対して基本的なことってありますよね?
経営でもそうです。会社に起きている事実を歪曲して都合のいいように捉えるのは基本を無視した経営になってしまいます。


基本作業は安全作業であり安全な作業は基本作業になる。
今一度自分達の基本って何だろう?と問うてみるとより良い仕事に繋がると思います。

2022年10月27日木曜日

僕はまだ自分の限界を知らなかった

こんにちは、社長です。
皆さんは頑張ってますか?
僕は頑張ってますよ~、って方多いんじゃないでしょうか?
毎日、疲労困憊で家に帰るのは夜10時過ぎ。という方もいるかもしれませんね。

私も一人社長ですので休みがあるようなないような。
夜でも家の中で仕事してますし、正直自分でメリハリをつけないとたまの土日で休みの日でも日中はしないですが、夜はパソコンで報告書作ったりプリントアウトしたりしております。
急ぎというよりかは性格の問題で早く出したい、というのが一番の理由です。

私の知っている方で、
普段は会社勤め、自身の経営する会社持ち、雑誌の連載、VOICYでの投稿、noteへの記事投稿(週2です)、新たな仕事
とたくさんのことをされてる方が見えます。
奥様が家事への協力を求めないとのことですが、それでもこれだけのことをする時間を作っているところがすごい。

自分は会社持ちですが(会社勤め含む)みたいなものですし、他は週1のブログ記事掲載のみ。
うちは妻が家事の協力を求めないけども、イライラしたりしてるのがまるわかりですし、子供の習い事の送迎も私がいる時はしますので比べても仕方ないとは思いますが、それらを考慮してもこの方は時間を作り出している。

なぜそれほどまでに時間と体力を向けられるのか。
それは【自分の限界を知ること】だとおっしゃられています。
その言葉がとても深いのです。
自分に関わるもののたくさんの限界。
自身の体力。精神力。妻の体力、精神力。家族と接する時間。仕事。お金。そして時間。
あげればキリがありません。
それくらいたくさんの限界が自分の周りにあります。
その限界を知ることが大事だというのです。

私はまだまだだ、と思いました。
私は私の限界を知らない。
時間の限界を知らない。今日も1日やりきったと言って眠りにつきたいのに、まだそこまで本気で言えるほどに達していないのですね。



頑張れ自分。
無理はいけませんが、自分の限界を知ること。
知るにはいい機会だと思いました。
やっていきましょう。

2022年10月22日土曜日

リアルの自分とネットの自分が重なる部分を大きくする

こんにちは、社長です。
皆さんもご存じ、SNS。
勿論、私も使ってます。TwitterとInstagram。Facebookはインスタと連動で使用してます。
リアルの自分が充実してる方、そうでない方、ネットの中の自分が充実してる方、そうでない方、そもそもやってないという方も当然いると思います。

今現在ですが私のTwitterはフォロワーさんが1200人いますので、ツイートにコメントいただいたり、皆さんのツイートに私からコメントしたり当然するわけです。そこでコミュニケーションが生まれます。
意気投合したり、共感したり、時にはおバカなことしたりするわけです。
ネット上の自分、所謂【アバター】の自分はリアルの自分とちょっと違うはずです。
良い人だったり、毒を吐いたりするわけです。
その自分を受け入れてくれるアバターの仲間たち。認めてくれる。共感してくれる。
話を聞いてくれる。見てくれる。喜んでくれる。いいねしてくれる。

コメントするにあたって文字として形に残るので文章をすごく考えます。消しては書き消しては書きする。
あったこともない相手のことを思う。落ち込んでたら力を与えたり頑張ってたら応援したりしたい。

2つの円をイメージしてみてください。
左の円をリアル、右の円をアバターとします。
ネットの中の自分がコミュニケーションをとることで右の円がどんどん大きく成長していきます。私はたくさんの相手とコミュニケーションをとると人間は成長するのだと考えています。
いろんな方がいるのでトラブルもあるし、コメントの返しにてんやわんやすることもあるし、自分の語彙力のなさに落胆することすらあります。私はしょっちゅう落胆しています。
そうやって頭を使っていると円が大きくなる。充実していく。
その充実が左のリアルの円を侵食していきます。その重なりが大きくなるにつれてリアルの自分もつられて成長していく。成長とともに左の円が大きくなっていく。同時進行で進んでいきます。
今の時代、リアルの自分もアバターの自分もどちらも大事だと私は思います。
実名じゃなくてもいい、なりたい自分に似せていてもいい。アバターを知ってもらう為、見つけてもらうための戦略を考えるのもビジネスアイデアの発見に役立つ可能性もあります。

誰かが認めてくれることで心が満たされることが重要なのではないかと思います。
アバターを成長させてリアルの自分に重ねていく。絶対に成長が早くなります。
リアルもアバターも重なり満ちる、それを目指してやっていきましょう。

2022年10月15日土曜日

自分の世界を拡げるために絶対に必要なこと

こんにちは、社長です。
先日のツイッターでの出来事です。
メンタルが病んでます、的な内容を呟いていたフォロワーさんにコメントしました。
ひょんな言葉で傷つけてもあれなので、どこからどう捉えられても肯定的にしか捉えられないコメントをやり取りの中で繰り返ししていました。その方から
「肯定の天才ですか?!」
と(お世辞でしょうがw)返されて、やはり肯定的なコメントはいい反応しか生まないな、と。
物事を否定的な目線で入り意見を言うと、鋭いなぁ、という印象を受けると思います。ハッとすることもあるでしょう。前の私も否定的タイプでした。無意識です。何か残してやろうみたいな感じだったんでしょうかね。
過去の自分は。。。そこまでなんですよね。自分の世界が拡がりにくい。近寄りがたい、うるさいやつ。俺の世界が一番正しいと思っているそんなやつが他人の話を聞くということが出来るはずがないのです。

私も苦労していろいろと成長しましたので、話を見聞きした時にはじめに中立~肯定的に入ることが出来るようになりました。
それでまず多様性というものを知ることが出来るようになりました。
いろんな人がいて、感情も様々、言葉1つの受け止め方も様々。
それが分かると次には、出来ることも覚える速さも的確さも同じ内容を学んでもすべて均一なものにならないということも理解が出来ました。

でも、その理解が出来たことって、世の中の【当たり前】なんです。
学生の時に経験しているから。
同じように教えても話の聞き方が違ったり理解のスピードが違うから同じ成績、テストの点数になりませんよね。得意なことも違う。
そんな当たり前のことが自分だけの世界しか知らないとそれを知ることが出来ないのです。
勉強が出来ても。仕事が出来ても。売り上げを上げれて利益を上げれても。そんなことを知らない。なんとも情けない話です。

物事を肯定的にとらえて見ること。そこから生まれたこの目の前の出来事を理解しようという思考。その内容についてよく考えることで気付きが得られること。実践すること。
それらを言語化して身近な人に話すこと。

広い世界観を持っている人はやはり素敵な人が多いですね。



閉ざされた自分の世界を拡げるために絶対に必要なことは、肯定的に物事をとらえることです。受け入れることで他を知り己を知るのです。
単純なことです。だからこそ大切なのかもしれませんね。
まずは少しずつ、しっかり取り組んで、やっていきましょう。